編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

はじめての変

王騎将軍は二人いた!キングダムのカリスマの真実

この記事の所要時間: 518

王騎と王齕





羽飾り 甘寧

 

時期的に、重なる戦歴が多い事から、後世の歴史家は、王騎と王齕

同一人物として見ていますし、王騎の本字は「王齮」で偏も同じなのです。

 

これを見ると、王齕は、秦の名将、白起(はくき)の副将として長平の戦いで

趙を破り趙の武安君を討ち、魏を破ったり、韓の上党を攻めて太平郡を置いたり

大活躍をしている事が分かります。

 

恐らくキングダムの王騎のイメージの半分は、この王齕でしょう。

 

つまり、キングダムにおける王騎の強さは決して創作ではなく、

実在の人物に裏打ちされたものなのです。

 

もっとも、口紅を塗ったり、オカマキャラだったり、

「コココ」と笑うというのは創作なんですが・・(笑)




王騎将軍はどうやって死んだの?

三国志 川

 

キングダムならではのキャラ設定と言えば、王騎将軍の命を奪う

憎っくき役柄に、趙の三大天、龐煖(ほうえん)がいます。

 

キングダムでは、超然とした武神で、己より強い人間を認めないという

信念だけで動いている野獣のような龐煖ですが、史実ではあんな感じではありません。




龐煖の史実 |武神は実在したの?

505b55a3c6b5266d88d97606dbaaae9e_m

 

実在する龐煖は、趙ではなく、燕国の哲学者であり、軍学者であり、

縦横家であり、弁論家でもあった、マルチな才能を持つインテリ将軍だったのです。

 

その性格もキングダムのような人を寄せ付けない雰囲気ではなく

趙の将軍である劇辛(げきしん)は、龐煖を親しみやすい性格と評しています。

キングダムとは、まるで真逆な性格だったのです。

 

関連記事:「燕」ってどんな国?キングダム戦国七雄を徹底紹介 

 

王騎将軍の最期

信 キングダム

 

さて、キングダム一部では、龐煖の一撃で致命傷を受けて、自分の後を

主人公、信に託して死んでしまった王騎将軍。

 

今でも、キングダムファンに惜しまれ、原作者の原泰久でさえ、

歴史の都合とはいえ、どうやったら王騎が死ぬのか分からないとまで

言わせしめた、武の巨人、その人気は没後も不滅のようです。

 

よく読まれている記事:【キングダム芸人】中華統一を果たした信と政はどうなった?

よく読まれている記事:菫卓を守った最強のボディーガード呂布

よく読まれている記事:信ってどんな人?キングダムの主人公は史実が少ない謎多き人物

 

王騎将軍を三国志で例えると?

呂布 英雄石像

三国志で例えて言えば、猛将呂布に、張遼の義理難さを思慮深さを加えた

そんな将軍が王騎じゃないですかね。

 

「コココココ・・・・・」

 

意外、実は王騎の先祖は周の王族だった?

キングダム 16 (ヤングジャンプコミックス)

 

王騎は、秦に代々仕えている、王氏の傍流の家系なのだそうです。

つまり、王翦や王賁が本家で、王騎は分家という事になります。

その王氏、実は、先祖を遡ると周王室の太子にまでたどり着きます。

 

王騎は、太原王氏という一族なのですが、その始祖は、

周の24代霊王の太子で姫晋(きしん)という名前で、字は乔(かい)

皇太子なので太子晋(たいし・しん)と呼ばれました。

 

彼は聡明な人物でしたが、寿命には恵まれず、

父よりも先に、紀元前549年に16歳で死にます。

 

周の王位は、次男の姫貴が継いで、景王として即位します。

すると、景王は、兄の太子晋の息子の姫宗敬(き・そうけい)を登用し、

彼は周の司徒として高位に昇り仕えました。

しかし、その頃から諸侯同士の争いは激しくなり、

周の勢いは衰えるばかりでした。

王朝の没落を悟った宗敬は、周の役人を辞めて、

晋陽という都市に行きそこで病死します。

 

周を見限ったので、姫姓を使う事がなくなり、代わりにかつては、

周の王族だったという意味で、王姓を名乗るようになったそうです。

その後の晋陽の太原王氏からは、著名な人が続々でるようになり、

初代の太子晋から数えて、18世が王翦にあたるとの事・・

 

こうして、考えると王翦が王位を狙うのは・・

「俺だって、元をたどれば秦の本家筋にあたる周の王族なんだぜー」

という密かな自負心があるせいでしょうか・・

 

三国志ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

実は、王騎の子孫である太原王氏の末裔は日本にもいるそうです。

それが、欽明天皇の時代に五経博士として大陸から大和朝廷に帰化した

方々で、子孫は河内国交野郡および錦部郡の山田郷に本拠地を置き

山田の姓を与えられたとの事です。

 

そう!このページを見ている、全国の山田さん!!

あなた、実は遠い先祖が王騎大将軍に繋がっているかも知れませんヨォ・・

コーッコッココ!!!

 

キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧

よく読まれている記事:キングダムと三国志の豪傑を対比|王騎と言えば誰?

よく読まれている記事:三国志とキングダムのそっくり武将は誰?|信と呂蒙

よく読まれている記事:【キングダム ネタバレ注意】史上最悪の宦官 趙高(ちょうこう)誕生秘話

よく読まれている記事: 【キングダム ネタバレ注意】秦・中華統一後に蒙恬(もうてん)一族が滅びる理由とは?

 

 

—熱き『キングダム』の原点がココに—

春秋戦国時代バナー




こちらの記事もよく読まれています

始皇帝 はじめての三国志

 

よく読まれてる記事:秦が中華統一できたのは秦が三流国家だったから?

 

殷の大様002

 

よく読まれてる記事:中国最古の王朝 殷とはどんな国だったの?

 

項羽と劉邦

 

よく読まれてる記事:滅びゆく秦、そして中国に二人の巨星が現れる

 

三国志 まとめ

 

よく読まれてる記事:中国だけじゃない? 世界の三国時代・古代琉球・朝鮮半島・ブリテン諸島などを紹介

ページ:
1

2

関連記事

  1. どうして陳宮は呂布に従えたの?呂布を見捨てなかった天才軍師の生涯…
  2. 史書から見る曹操の評価がベタ褒めすぎてやばいってホント?
  3. 【井伊直虎の細腕城主一代記】婚期を逃した戦国女の意地とプライド
  4. 【関羽の北伐】麋芳、士仁はなぜ関羽に嫌われてたの?
  5. 【ビジネス三国志】陳琳や周瑜、諸葛亮孔明に学ぶ失敗学
  6. 営業マン必見!諸葛亮孔明から学ぶ営業術。これがビジネス三国志だ!…
  7. 曹操の名言から知る三国志の世界「徒に先の易きを見て、 いまだ当今…
  8. 劉禅に忠誠を尽くした武人・張嶷の最後に心が震える

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 孔明の愛弟子であった姜維はなぜ孔明の後継者に選ばれなかったの?
  2. 趙雲ってどんな人?|投票ランキング1位の理由
  3. 秦の始皇帝ってどんな人だったの?青年期編
  4. なぜ袁紹は小勢力の曹操に敗北してしまったの?原因は名士だった!?
  5. 【シミルボン】これは意外!モノマネが大好きだった三国志の人々
  6. 龐統の死後、その一族はどうなったの?魏に降った一族たちの数奇な運命

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【三国志if】もし袁紹が官渡の戦いで曹操に勝ってたらどうなってたの? 李意其(りいき)とはどんな人?「劉備は夷陵の戦いに敗れて亡くなる」と予言していた仙人 後藤又兵衛(後藤基次)はどんな最期を遂げるの? 赤壁の戦いに曹操軍が敗北した原因って実は火計じゃなかった!? 董襲(とうしゅう)とはどんな人?孫家の仇敵・黄祖討伐戦で活躍した武勇の士 三国志演義の一騎打ちは爽快極まりない個人と個人のぶつかり合いだった! 人材大好きの曹操が欲しがるほどに惚れた敵将は誰? 【キングダム】転職によって人生を劇的に変えた李斯(りし)

おすすめ記事

  1. 諸葛亮孔明と戦略勝負を繰り広げた司馬懿仲達はどんな人だったの?
  2. 105話:曹操軍20万vs蜀の歴代最強メンバー【漢中争奪戦】
  3. 大胆仮説!孔明が口ずさんだ梁父吟は芝居のセリフだった!?
  4. 三国志の徐州争奪戦が何だかややこしい!仁義なき徐州争奪戦を分かりやすく解説
  5. まさにバーリトゥード!首絞め、刺殺、兜取り!何でもありだった。リアルな三国志の一騎打ちで馬超をフルボッコにした男がいた!
  6. 諸葛瞻(しょかつせん)ってどんな人?孔明が親バカになるほど可愛がった愛息子
  7. エリート袁術が逃げ込んだド田舎の揚州に住む異民族とはどんな民族だったの?
  8. 舛添都知事「五千万問題」三国志の時代だと、どんな罪?

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP