苦悩する桓騎
黒羊丘遍では、桓騎軍の下に飛信隊が位置づけられた事により、信は悪い意味での影響を受け、それを跳ね返す事にもなりました。
折角、慶舎を斬った手柄も、桓騎の本営での騒動で帳消しになりますが、そこは信の中華統一の大義を標榜する重要なシーンでした。
しかし、影響というのは相互作用するので、桓騎もまた、飛信隊の影響を受けている可能性はあります。
例えば、自軍を維持する為に部下に略奪を許した桓騎ですが、自分の決断の鬼畜ぶりと能力の限界(メリットなしには誰もついてこない)に直面し
人知れず、苛立ち苦悩するシーンも描かれるかも知れません。
まあ、何事もなかったように淡々と部下の略奪行為を見ているだけという可能性もありますが、
人間には生まれついての悪党はいない、悪になるには、それなりの理由があるという原泰久の哲学で考えると、
なんの大義も存在しない、ただ己の部下の欲望を満たすためだけに自分達を信じて降伏した鄴の住民を蹂躙する身勝手さに、
それでも人間の血が流れている桓騎が自己嫌悪に陥るという描写も、あってもいいかなと思ったりします。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
桓騎といえばクールで冷血な印象ですが、鄴攻めの序盤で、楊端和に呼びつけられた時には、勝手に自分1人が呼ばれたと思い込み
ウヒョな展開を期待して、いそいそと向かうと、主要メンバーが全員いてスケベ心を楊端和に見透かされギャフンというコメディシーンもあります。
kawausoはどうも、桓騎は闇が深いキャラではありますが、元々は悪人ではなかったような気がするので、
それ相応の心の揺れが、鄴攻めの最期の部分で描かれるのかなと期待します。
参考文献:史記
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