キングダム「桓騎軍は何故大人しいのか?」

2019年9月9日


 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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苦悩する桓騎

 

黒羊丘遍(こくようきゅうへん)では、桓騎軍の下に飛信隊が位置づけられた事により、信は悪い意味での影響を受け、それを跳ね返す事にもなりました。

折角、慶舎(けいしゃ)を斬った手柄も、桓騎の本営での騒動で帳消しになりますが、そこは信の中華統一の大義を標榜する重要なシーンでした。

しかし、影響というのは相互作用するので、桓騎もまた、飛信隊の影響を受けている可能性はあります。

敗北する桓騎

 

例えば、自軍を維持する為に部下に略奪を許した桓騎ですが、自分の決断の鬼畜ぶりと能力の限界(メリットなしには誰もついてこない)に直面し

人知れず、苛立(いらだ)ち苦悩するシーンも描かれるかも知れません。

 

まあ、何事もなかったように淡々と部下の略奪行為を見ているだけという可能性もありますが、

人間には生まれついての悪党はいない、悪になるには、それなりの理由があるという原泰久の哲学で考えると、

 

なんの大義も存在しない、ただ己の部下の欲望を満たすためだけに自分達を信じて降伏した鄴の住民を蹂躙(じゅうりん)する身勝手さに、

それでも人間の血が流れている桓騎が自己嫌悪に陥るという描写も、あってもいいかなと思ったりします。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

桓騎といえばクールで冷血な印象ですが、鄴攻めの序盤で、楊端和に呼びつけられた時には、勝手に自分1人が呼ばれたと思い込み

ウヒョな展開を期待して、いそいそと向かうと、主要メンバーが全員いてスケベ心を楊端和に見透かされギャフンというコメディシーンもあります。

艶麗な楊端和

 

kawausoはどうも、桓騎は闇が深いキャラではありますが、元々は悪人ではなかったような気がするので、

それ相応の心の揺れが、鄴攻めの最期の部分で描かれるのかなと期待します。

参考文献:史記

 

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