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この記事の目次
あっけない黄巾の乱の終焉
義勇軍の活躍もあり、徐々に官軍が占領されていた城を取り返していきます。張角の病死という黄巾党にとっては決定的な出来事があり、みるみる弱体化していきます。
総大将となった皇甫嵩を中心に官軍は勢いを増し、張角のあと黄巾党をまとめていた弟の張宝を討ったのでした。組織としてのまとまりを完全に失った黄巾軍は壊滅し、黄巾の乱はここに収束したのでした。わずか9か月の大反乱でした。
しかし、ふたたび平和になると宮廷内の権力闘争が始まり、各地に残った黄巾軍は山賊になって市民の生活を脅かすようになりました。中国全体がこれからどうなるかわからない時代に突入し、三国志の英雄たちが活躍する舞台が整ったのです。
三国志ライターたまっこの独り言
中国全土で起きた数十万の人たちによる大反乱が、たった9か月で終わってしまったというのはびっくりです。宮廷の対応が素早い!伊達に400年続いたわけじゃないですね!
朱儁、皇甫嵩、盧植の3人も、物語的に脇役になっているけど、実はすごい人たちだったんじゃないかなと思います。
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