12月17日は、アステカ文明の「太陽の石」が発掘された日です。この石は、直径約3.6メートル、重さ24トンもの巨大な円盤状の石彫りで、アステカの太陽暦を象徴しています。中央には太陽神トナティウが描かれ、その周囲には1年を象徴する20の刻みが彫られています。
偶然の発見!地下に眠っていた巨石
1790年、メキシコシティで大聖堂の広場を整備している最中、作業員がこの巨大な石を掘り出しました。石は300年以上地中に埋もれていたとされ、発見当時はその用途や起源が全く分からず、多くの学者を驚かせました。
アステカの壮大な宇宙観
「太陽の石」は、アステカ人が信じていた宇宙観を表しています。特に、5つの太陽時代(宇宙の終末と再生の周期)が彫られており、彼らがいかに自然と調和した時間の概念を持っていたかが分かります。
現代への影響
現在、「太陽の石」はメキシコ国立人類学博物館に展示されており、アステカ文化の象徴として親しまれています。そのデザインは、現代のメキシコ文化にも影響を与え、通貨やポスターなどにも使われています。
まとめ
もし「太陽の石」を見て、過去の文明の知恵を感じたら、アステカの宇宙観についてもっと調べてみてはいかがでしょう?
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