プーチン大統領は新年の演説で、3年目を迎えたウクライナ戦争について一切言及しませんでした。また、ロシア政府が通常使用する「特別軍事作戦」という表現も避け、国民の関心が高い経済問題にも触れませんでした。
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楽観的な未来と英雄の称賛
プーチン氏はロシアがすべての挑戦を克服していると述べ、「すべてがうまくいく」と国民に希望を与える発言をしました。一方で、国家の「戦士たち」を英雄と呼びながらも、具体的な戦略や戦争の状況には触れませんでした。
国際的評価と指導力の矛盾
ニューヨークタイムズは、この演説を「矛盾した戦時指導力の象徴」と評し、長期的な戦争への備えを促しながらも、日常生活の正常性を保とうとする姿勢が見え隠れしていると指摘しました。
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