広告

[3月21日は初のカラー映画が誕生した日]モノクロからカラーへ、日本映画の新時代

2025年3月21日


緞帳の前(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)

 

1951年3月21日、日本初の本格的なカラー映画『カルメン故郷に帰る』が公開されました。これまでの日本映画はモノクロが主流でしたが、アメリカのテクニカラー技術を参考にしつつ、日本独自のカラー撮影技術が確立されたのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



カラー映画の先駆けとなった作品

 

『カルメン故郷に帰る』は木下惠介監督によるコメディ映画で、主人公カルメンを演じたのは高峰秀子。田舎町に戻った女性ダンサーが巻き起こす騒動を描き、鮮やかな色彩がスクリーンに映えました。当時の観客は「映画に色がつく」ことに驚き、大きな話題となりました。

 

 

 

意外な事実!実は世界初のカラー映画は…?

 

実は、世界初のカラー映画は1902年の『旅するローマ』とされ、カラー映画自体の歴史はかなり古いのです。しかし、日本で本格的なカラー作品が誕生したのは1950年代。海外と比べると遅れをとっていましたが、以降、日本映画は急速にカラー化が進んでいきました。

 

 

締めの一言

 

現在では当たり前のカラー映画ですが、日本では70年以上前にようやく実現された技術でした。もし『カルメン故郷に帰る』を観る機会があれば、当時の観客が感じた“映画の進化”をぜひ体感してみてください!

 

▼こちらもどうぞ

[3月20日は上野動物園が開園した日]日本最古の動物園!

 

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-外部配信