成田空港が正式に開港したのは1978年5月20日。しかしその道のりは平坦ではなく、計画発表から実に13年もかかりました。なぜか?理由は地元住民の反対運動。空港建設に対し、農地を守るために住民たちは徹底抗戦。機動隊と衝突する“成田闘争”へと発展しました。
空港なのに…滑走路が1本でスタート?
世界のハブ空港を目指した成田空港ですが、開港当初は滑走路1本、しかも予定の半分の長さでした。本来の滑走路が反対運動で使えず、急きょ短い滑走路で運用開始。現在もその名残で、A滑走路とB滑走路の位置関係が特殊なままです。
飛行機に乗るとき、空港の「物語」にも思いを馳せてみては?
あなたが成田を利用するとき、ただの空の玄関口ではなく、多くの人々の想いと歴史の積み重ねがある場所だと感じてみてください。成田空港の背後にある“もうひとつの物語”、もっと知りたくなりませんか?