1858年7月29日、江戸幕府はアメリカと「日米修好通商条約」を締結。これにより日本は鎖国を終え、正式に外国との貿易を開始しました。が、実はこの条約、“とんでもなく不平等”だったのです。
「関税自主権がない」ってどういうこと?
日本はこの条約で関税率を自分で決めることができず、相手国に言いなり状態。また、外国人が日本で罪を犯しても、日本の法律では裁けない「治外法権」も認めてしまいました。
条約にサインしたのは、老中じゃなかった!?
この重大な条約に署名したのは、大老・井伊直弼。なんと天皇の許可を得ないままの独断でした。このことが後に「桜田門外の変」など激しい政治闘争へとつながっていきます。
まとめ:開国の陰に潜む複雑な駆け引き
一見、通商条約=友好の象徴ですが、その裏には大国の圧力と日本の葛藤が…。本当に「修好」だったのか、あなたはどう思いますか?