1837年7月30日、日本の浦賀沖に現れたのは、米国商船「モリソン号」。目的は漂流して救助された日本人を送り届け、ついでに貿易交渉をしたいという友好的なもの。しかし、江戸幕府はその船を砲撃します。
なぜ撃たれた?理由は「異国船打払令」
当時の日本は鎖国中。外国船は見つけ次第、警告なしに撃退せよという厳しい方針「異国船打払令」が出ていたのです。たとえ人道的な理由で来航した船でも例外ではありませんでした。
この事件が歴史を動かした!
モリソン号事件は、のちに日本国内で「このままでいいのか?」という議論を巻き起こし、開国への機運に火をつける一因となりました。皮肉にも、閉ざされた国の未来を動かしたのは、一発の砲撃だったのです。
まとめ:善意と砲撃が交錯したこの事件、あなたならどう判断する?
鎖国か、対話か。当時の日本に突きつけられた問いは、いまもなお、国際関係の根幹に通じるテーマかもしれません。