1890年2月25日、日本で初めて本格的なドイツビールとして「ヱビスビール」が発売されました。醸造を手がけたのは日本麦酒醸造会社(現在のサッポロビール)。当時、日本のビールはまだ珍しい存在でしたが、ヱビスビールはそのコクのある味わいで瞬く間に人気を集めました。
名前の由来は「商売繁盛」?
「ヱビスビール」の名前は、七福神の一柱である「恵比寿(えびす)」に由来しています。恵比寿は商売繁盛の神様として知られており、ビールの成功を願ってこの名前がつけられました。その証拠に、現在もラベルには釣り竿を持った恵比寿様の姿が描かれています。
幻の「ラッキーエビス」とは?
実は、ヱビスビールのラベルには通常のデザインとは異なる「ラッキーエビス」と呼ばれるレアバージョンが存在します。通常のラベルでは、恵比寿様が持つ魚は1匹ですが、ラッキーエビスでは後ろにもう1匹隠れています。これを見つけると縁起が良いとされ、ファンの間では密かな人気となっています。
まとめ
130年以上の歴史を持つヱビスビール。次に乾杯するときは、その深い歴史や意外なトリビアを思い出してみてはいかがでしょうか?あなたは「ラッキーエビス」を見つけたことがありますか?
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