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[3月15日は続日本紀完成した日]日本最古級の歴史書の秘密とは?

2025年3月15日


日本書紀の表紙 書類

 

 

 

『続日本紀(しょくにほんぎ)』は奈良時代に編纂された歴史書で、日本最古の正史である『日本書紀』の続編にあたります。794年3月15日に完成し、文武天皇から桓武天皇までの約90年間(697年~791年)の歴史を記録しています。国家の公式な歴史書として編纂された六国史(りっこくし)の第2作目です。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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日本書紀とはどう違う?

 

『日本書紀』は神話や伝説を多く含むのに対し、『続日本紀』はより実証的な歴史記録が特徴です。天皇の政策や災害、仏教の普及、外国との交流など、詳細な記述が多く、当時の政治や社会の様子が分かる貴重な資料となっています。

 

 

意外なエピソード!疫病とお酒の話

 

『続日本紀』には、奈良時代の疫病の流行についても記録があります。天平年間(8世紀)、天然痘が大流行し、多くの貴族や庶民が亡くなりました。このとき政府は祈祷だけでなく、「酒を飲めば疫病を防げる」との言い伝えを信じて、酒の醸造を奨励したといいます。現在の「アルコール消毒」とは違う発想ですが、当時の人々の知恵が垣間見えます。

 

 

まとめ

 

約1200年前に完成した『続日本紀』。今なお歴史研究に欠かせない資料です。次に奈良時代のことを調べるとき、この書物のことを思い出してみてはいかがでしょうか?

 

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