【告知】はじめての三国志が本格三国志巨編に挑むよ!

2018年5月5日


 

 

全世界3594万人の三国志ファンの皆さん、こんばんわ

はじめての三国志編集長のkawausoで御座います。

世間はGWのようですが、皆さまはいかにお過ごしでしょうか?

 

 

はじめての三国志では、この度、新しいプロジェクトをスタートします。

それは、本格三国志小説をオーディオブックとして配信する事です。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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小説嫌いのkawausoを引き込んだ三国志夢幻演義 龍の少年

 

kawausoは歴史小説というジャンルが好きではありません。

何故か?簡単に言うとフィクションだからです。

しかも、作者にとって都合良い、ある程度辻褄を合わせた嘘話じゃないですか!

 

あと純文学も大嫌いです、なんでグジグジした作家の面白くもない

心理的な葛藤を読まんといかんのだと思うからです。

 

一般的な歴史小説って、作者の思い入れが強すぎて、

主人公をスーパーマンにしちゃうでしょう。

特に、架空の主人公だとそれが顕著になってしまう。

全ての事件を主人公一人が解決したりしてね。

竜〇がゆくなんかそうでしょう?全部お前の手柄か!みたいな・・

 

「こんなスーパーマンいるか?」と思うわけです。

そんなご都合主義の小説なんざ読まねえよ、俺は忙しい

なんて感じてしまうわけです。

 

 

 



三国志夢幻演義 龍の少年をkawausoが評価した理由

 

そんなわけなので、ごまんとある三国志小説なんかには、

どーしてもクールになってしまいがちなんですね。

でも、今回、はじめての三国志で取り上げる

「三国志夢幻演義 龍の少年」はkawausoの先入観を覆してくれる

なかなか良い作品だと思ったわけです。

 

【魅力1】作者の圧倒的な三国志知識

 

Kawausoは典型的なオタクなので、小説には世界観を求めます。

世界観を作り上げるのは知識なので、この知識が中途半端な小説は、

ギャグとかでない限りは、まあ、読まないわけです。

目に見える所だけは、それらしくして、一本裏通りに入ってしまうと

すぐにタバコ吸ってる大道具さんが見えるなんて歴史小説はダサいでしょ?

 

でも、「三国志夢幻演義 龍の少年」は作者に非常に豊富な三国志知識があり

同時に、その時代には一般的だった常識の説明などもあって、

なるほどと納得する重厚な三国志世界を形成しています。

 

其の一は、孔明少年と兄の諸葛瑾が危篤になった父、諸葛珪の元を尋ねて

軺車という馬車で自分達が住んでいる陽都からの長い道のりを移動するのですが

煩雑にならない程度に地名を明記しています。

 

作者自身が地理マニアだけあり、実際に地図をなぞる事で

少年孔明の道のりを追体験できる感じです。

 

また当時の人々の死生観や五山の崇拝など、現在からみると、

トリビアに類するような記述もさり気なく描かれています。

 

【魅力2】万能ではない少年孔明

 

孔明は、其の一で12歳ながら長身の少年として登場します。

現在でいえば、小学六年生から中一位の年齢ですね。

学問好きで賢い少年ながら、まだ自分に出来る事と本当の実力との境が曖昧な

「危うい境界に漂う少年」という位置づけにあります。

 

例えば、父の諸葛珪の死が間近い事を頭では理解しながら、

心では受け入れる事が出来ないという少年の姿を垣間見せます。

そして、父の危篤と言う動かしがたい現実が少年孔明を、

自身の能力を超えた無謀な行動に駆り立てるのですが、、

そこは、オーディオブックを聴いてのお楽しみです。

ヒントとしては、そこが徐州であり泰山があるという事ですかね。

 

少年孔明の純粋さと危うさ、知識と認識の差異、私達が一度潜り抜けた

その「場所」を乗り越えようとする少年孔明が丁寧に描かれます。

決して万能ではない、少年孔明の姿が新鮮ですよ。

 

 

【魅力3】大河のように流れる三国志の登場人物

 

kawausoは、山田風太郎の警視庁双紙という小説が好きで読破しました。

どういう小説かというと、明治時代にとある事件が起きて、

主人公の元同心がそれを捜査する間に、明治時代の著名な有名人と、

接点を持つ事になり、それが大河のように流れていくという展開です。

こちらは、大掛かりなフィクションなんですが、山田風太郎は登場人物の日記まで

詳細に調べて、さもありなんという方向でフィクションを造るのが上手で

嘘話だと分かっていても、そうかも知れないと引き込まれる力量があります。

 

好きな人は察しがつくでしょうが、荒俣宏の帝都物語の明治版と言えば、

大体のイメージがつくのではないでしょうか?

「三国志夢幻演義 龍の少年」も、三国志を代表する様々な群雄、英傑が

登場しては流れ去っていきます。

 

それは、袁術であり、曹操であり、劉備であり、太史慈であり、孫策であり

周瑜であり、魯粛や陸績でありと、多種多様な人々や、中国の親孝行の教科書

二十四孝に出てくるようなマイナーな人など多彩です。

 

それも唐突でなく、三国志を知る人なら「なるほど」という展開の先に出てきて

楽しくなってきますよ。

 

生活シーンでいつでもどこでも三国志世界に浸る

 

それでも文字を読むのはメンドイーという劉禅みたいな人もいるでしょう。

もちろん、それを踏まえた上で、今回はオーディオブック化に踏み切りました。

其の一だけでも、30分以上あるというボリュームで作業をしながら、

就寝前の音楽代わり、通勤時間中のひと時、様々なシーンで

本格的な三国志の世界を味わう事が出来ますよ。

 

 

ディープな三国志の世界にどっぷり浸りたいという読者の皆様、

是非、一度、「三国志夢幻演義 龍の少年」にお耳をお貸し下さい。

絶対に損はさせませんよ。

 

 

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