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三国志時代にも2種類の「負け」がある

2022年10月26日


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鄧艾に敗北し戦死する諸葛瞻

 

戦争に負ける事を敗北と言います。この敗北の北とは方角ではなく、2人の人間が相手に背を向けている様子を意味します。ここから、敵に敗けて背を向けて逃げる敗北という言葉が誕生しました。

 

キングダムと三国志 信と曹操のはてな(疑問)

 

ところで、三国志の時代の負けには2種類あるってご存知でしたか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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三国志時代の2種類の負け方

敗北し倒れている兵士達a(モブ)

 

三国志の時代には、利を失うと敗北の2種類の負けがありました。利を失うは公平に見てこちらの分が悪い時、敗北は拠点を失うとか兵が壊滅するような致命的な負けを意味します。

 

敗北し倒れている兵士達b(モブ)

 

そのため、利を失うと敗北で処罰にも違いがあり利を失うだと降格処分で済むものが敗北だと処刑されるなどなかなかシビアでした。

 

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援軍に向かう陳表軍(将軍・兵士)

 

将軍には大軍を率いる絶大な権限が与えられる代わりに、敗北した時には当人ばかりではなく、一族まで罪に問われ、奴隷に落されるなど一蓮托生の部分がありました。

 

【参考文献】

篠田 耕一「三国志軍事ガイド」新紀元社 (1993/11/1)

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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