日本史において天皇の存在は、それ抜きには語れないレベルで重要です。そんな天皇と言えば、後白河法皇や後鳥羽上皇のように、後○○とつくケースが幾つかありますよね?あれにはパターンがあったりするんでしょうか?
この記事の目次
後○○には2つのパターンがある
後○○と追号がつくケースでは、2つのパターンがあるようです。①後○○天皇が〇〇天皇と同じ場所に住んでいた場合。②後○○天皇の事績が○○天皇の事績に近い場合です。①のケースでは、追号は天皇が住んでいた場所に因むので以前に同じ場所に住んでいた天皇がいると追号も同じになり紛らわしいので後○○天皇として区別しました。
次に②のケースでは天皇個人の願望が含まれるケースが多く、後白河天皇は祖父である白河天皇に憧れて後白河の追号を望み、後醍醐天皇は平安中期の醍醐天皇の親政を目指していたので後醍醐の追号を生前から希望していたようです。
後柏原天皇や後奈良天皇は?
天皇の中には、戦国時代の後柏原天皇や後奈良天皇のように、柏原天皇や奈良天皇がいないのに「後」がついている天皇がいます。これは不思議ですよね?しかし実際は柏原天皇とは桓武天皇の通称、奈良天皇とは平城天皇の通称でした。つまり後柏原天皇とは後桓武天皇、後奈良天皇は後平城天皇と意味するところは同じなのです。
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