絵画について、知識を持っていると周囲に感心されたりしますよね?美術史なんて義務教育では専門的に教えませんから、なおさら価値が高い蘊蓄になります。とはいえ美術史なんて読むのは面倒、というわけで今回は、よく耳にするけど詳しくは知らない「印象派」について300文字でしったかぶりできるように解説します。
この記事の目次
印象派を300文字で解説
印象派の運動は、フランス絵画アカデミーの厳格で学術的な慣習に対するアンチとして19世紀に誕生します。印象派以前のヨーロッパ絵画は、写真のようなリアリズム、明確さ、そして歴史、宗教、神話など理想化された描写に重点を置いていました。当時の絵画は、これら退屈な決まりを厳守し技術的なスキルや伝統技法を実践する場所でした。
このアカデミーの縛りに反発し、モネ、ルノワール、ドガなどの画家たちは、絵画に光、色、雰囲気などの束の間の特性を捉えようとします。つまり、曖昧でいいじゃないか!印象や雰囲気で絵を描いて何がいけない?歴史や宗教、神話以外にも日常の中にだって素晴らしい瞬間はあるじゃないか!という事です。
まとめ
見た目の正確さよりも受けた印象、永久よりも瞬間、歴史や神話の特別な場面ではなく、日常の何気ない美しさを見つけて描く、印象派はアカデミーの全て逆を追求し、西洋絵画の歴史に新境地を開いたのです。
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