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マルクスの資本論は資本主義をどう批判している?【500文字でしったかぶり】

2023年3月22日


内容に納得がいかないkawauso様

 

格差社会が拡大する中で、再び脚光を浴びている資本主義を批判したマルクスの資本論。しかし、難解で長い資本論を読むのはハードルが高いですよね?でも知ったかぶりしたい、簡単に内容が知りたいというあなたに「資本論」の内容を500文字で解説します。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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資本論を500文字で解説

日本史01 煙を吐く工場

 

①労働力の搾取:マルクスは資本家が労働者を支払う賃金以上に働かせ、その労働力の余りで富を蓄積する事を「盗み」として批判しています。

チャーチル

 

②労働の疎外:労働者は労働力を通じて生産物を生み出しますが、その設備も生産物も資本家のものです。その為、労働者は生産の手段を資本家に握られ生活のために資本家に依存する事になります。

まだ漢王朝で消耗しているの? お金と札

 

③あらゆるものが商品となる:資本主義が発展すると労働を含め、すべての物が市場で売買される商品に変換、数値化されます。本来掛け替えのない存在である自然までもが金銭に変換されて富を生む道具となり、環境破壊が激化します。

農民達に踏みつけられる革命暦と落ち込む革命家

 

④不平等:資本主義では、生産手段を持たない労働者と生産手段を独占する資本家の間で富の開きが生じ、それは時間の経過と共に拡大し不平等が固定化します。

 

山に追放され亡くなる佐久間信盛

 

⑤経済危機の多発:資本主義は、成長と蓄積に依存します。資本家は景気が悪化して企業の成長が止まると蓄積した資本が減少するので、コストカットで労働者を解雇し経営を合理化します。街には失業者が溢れ労働者は長期的な安定を求める事が出来ません。

 

関連記事:産業革命とは何?どうしてイギリスで起きたの?中国や日本ではなく英国で起こった理由

 

 

まとめ

忙しい方にざっくり解答03 kawausoさん

 

①から⑤までが資本論の大まかな内容です。資本論について説明しないといけなくなったときにご活用ください。

 

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資本論には何が書いてあるの?【前編】

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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