世界で一番長い戦争は、335年戦争と言い、オランダとシリ―諸島の間の戦争です。実際には宣戦布告をしたものの、一度も戦争が起きる事なく忘れ去られ、1986年にオランダの歴史家が戦争の事実を発見して終戦が布告され335年で終了しました。では、一番短い戦争はどれくらいで終結したのでしょうか?
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40分で終了したイギリス・ザンジバル戦争
世界史で一番短い戦争は、1896年8月27日に起きた「イギリス・ザンジバル戦争」です。こちらは僅かに40分で終わり、ギネスブックに掲載されています。インド洋に面する小国ザンジバルは当時、イギリスの保護国でした。ところがイギリスの支配をよく思わない反対勢力によるクーデターが8月25日に発生。これによりザンジバル国内は親イギリス勢力と反イギリス勢力との間で分裂し、8月27日午前9時に戦争が始まります。兵力では反イギリス側が勝っていましたが、最新鋭の戦艦を持つイギリスは海から援護、わずか40分で反イギリス勢力が潰滅しました。この戦いにおける親イギリス勢力の死者数はゼロ、反イギリス勢力の死者は500人でした。
まとめ
一口に戦争と言っても、335年から40分まで随分幅があるんですね。しかし、たった40分で戦争が終わるとは、ザンジバルの反イギリス勢力はガッカリしたでしょうね。
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