戦争は人類が実現できる最高の祭りであるという話があります。一度戦争となると、オリンピックなんか比較にならない大金が注ぎ込まれ、政府と国民が一丸となって勝つ事のみを追い求めるので空前のバカ作戦が採用される事もあります。今回はアメリカ軍が考えた富士山ペンキ塗りつぶし計画を紹介しましょう。
日本の士気を落とせ!富士山塗りつぶし計画
大東亜戦争中、アメリカ軍は日本の高い士気を低下させて戦争を有利にしようと計画していました。後のCIAの前身となる「戦略情報局」の一部局である「神経戦部」は、日本人の精神的な支柱である霊峰富士を上空から赤いペンキで塗りつぶせば日本人は意気消沈し士気は低下すると大真面目に考えついてしまいました。
費用がかかりすぎて断念
「神経戦部」は大乗り気で富士山の面積から必要になる赤ペンキの量を計算しました。試算によると富士山を真っ赤に染めるには最低12トンのペンキが必要であり、これを実現するにはB29が3万機必要になるとする試算が弾き出されます。もちろん、アメリカ空軍に3万機のB29は存在しません。そもそもそんなにB29があれば日本中に爆弾を落として焼け野原にする事が出来、一夜にして日本は降伏するでしょう。想像を超えるスケールにアメリカ軍は、このバカ計画を断念したという事です。
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