21世紀は変化が激しく、過去に学んだ技術もすぐに廃れてしまうので老いも若きも勉強し続けないといけない生涯学習の時代です。しかし、学生時代なら難なく覚えられた事が、40代、50代になると覚えられないとお嘆きの人も多いのではないでしょうか?今回は子どもとは違う、大人の勉強法をご紹介します。
大人脳は好き嫌いが激しい
人間の脳は完成するのが30代であり、そこから50代に向けて進化していくと言われています。それなのにどうして物覚えが悪いのか?と文句を言いたくなる方もいるかも知れませんが、それは脳のせいではなく覚え方が若い時とは違っているからです。子どもの頃の脳は、真っ新で目に見たものや感じた事をどんどん記憶します。これが若い頃の記憶力となって現れるのです。しかし、大人になると世の中の大半の物は見ているので新鮮な驚きがありません。そのため、興味がない事は全く覚えようとしない好き嫌いが激しい造りに脳が変化するのです。
大人脳は好きな事は覚える
大事な事は子ども時代と大人になってからでは、モノの覚え方が異なっている事を知る事です。では、どうすれば大人脳を働かす事が出来るのか?この点について具体的な方法を解説しましょう。
参考書は1ページ目から読むな
たとえば、あなたが資格試験に挑戦しようとしているとします。恐らくはそのために参考書を買うでしょう。そして律儀なあなたは参考書の序文から1ページずつ読んでいき、30分もすると眠気がして本を閉じてしまうのではないでしょうか?実は大人脳においては、参考書を1ページ目から読むのはNGです。大人脳は好き嫌いが激しすぎて、興味がない事はこれっぽっちも記憶しません。
参考書をパラパラめくり分かる所から覚える
では、どうすればいいか?大人脳を働かすには、参考書をパラパラとめくり、自分に分かる部分から読んでいくのがおススメです。最初から読むのではなく、分かる部分から読むと、関心がある事なので大人脳も記憶を働かせようとします。こうなればしめたもので、次は、知っている知識に関連している箇所を虫食いのように読み進めればいいのです。
参考書も辛いなら図解漫画でも、youtubeでも構いません。あなたが理解できたという部分が見つかるまではハードルを落としていき、そこを足掛かりに周辺の知識を覚えていけば、いくら頑張っても覚えられなかった大人脳が嘘のように働いてくれることを実感できるでしょう。
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