すでに国際社会で表立ってロシアを支援する国はないのに未だに被害者ぶる醜悪なプーチン大統領。そんなロシア外務省が6月9日、駐ロシア大使を呼び出し日本がウクライナに100輌の自衛隊車両を送った事に抗議しました。いつも外交で弱腰の日本の外務省ですが上月豊久駐ロ大使はロシアこそがウクライナ侵略を止め撤退すべきと言い返しました。
日本はロシアに敵対行為をしていると難癖
ロシア外務省によるとロシアのルデンコ外務次官は、日本政府が5月にウクライナに対し自衛隊のトラック百輌の提供を決定した事を問題視「軍事装備の提供であり、この措置が敵対行為の激化とウクライナ政権による人的被害のさらなる増加につながる」と指摘。その上で「ウクライナに供与された軍備を積極的に使用しているウクライナのテロリストの犯罪行為で民間人が死亡したことに対する岸田文雄首相の責任を共有する覚悟が必要だ」と恫喝しました。
ロシアこそウクライナから撤退せよ
このロシア外務省の難癖に対し、上月大使は、日本の防衛省が提供を決定したのは自衛隊の防衛装備で軍事装備ではないと反論。そのうえで「今回の事態はすべてロシアによるウクライナ侵略に起因しており、日本に責任を転嫁するロシアの主張は極めて不当で断じて受け入れられない。」とはねつけ、ロシアのウクライナ侵略を厳しく非難、即時に侵略を止め全ての部隊を撤収するように強く求めたそうです。
上月大使の立派な態度に拍手
これは戦前の日本の話ではなく、令和5年現在と言う事に驚きます。日本の外交官と言えば、軟弱で強国相手にはモノが言えない自己保身の塊だとばかり思っていたからです。もちろん、これは上月大使個人の資質ばかりではなく、岸田政権が一貫してロシアのウクライナ侵略を非難し続けている事が影響しているのでしょう。上月大使の言う通り、ウクライナを侵略し無辜の民を殺しているのはロシアでありプーチン大統領でウクライナに非はありません。ロシアは即時無条件で侵略を止めてロシア国内に撤退し、プーチン大統領は戦争犯罪者として司法の裁きを受けるべきです。
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