日本の夏と言えば蚊、そして蚊といえば蚊取り線香でしょう。毎年、殺虫剤に耐性を増す可愛げのないゴキブリと違い、日本の蚊は蚊取り線香で毎回退治されてくれるので助かります。ところで蚊取り線香と言えば、あの煙ですが、煙には殺虫成分が含まれていないってご存知ですか?
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蚊を退治するのはピレスロイド
では、蚊はどうして蚊取り線香を焚くと撃墜されるのか?その理由は蚊取り線香に練り込まれているピレスロイドという殺虫成分です。ピレスロイドは熱を加える事で空気中に拡散し、これが蚊の体に付着すると神経を破壊し、蚊は撃墜されて絶命する仕組みです。煙はあくまでも蚊取り線香を燃やした副産物で殺虫効果はないのです。
火を使わないベープも同じ理屈
そう聴くと納得する人もいるでしょう。そう!煙が出ない電気式のベープマットです。あれは、ピレスロイドを沁み込ませた薬剤を電気で加熱する事で、煙を出さずに成分を拡散させて蚊を落としていたんですね。
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