プーチン政権に反対しウクライナ側について戦うロシア人による武装組織「自由ロシア軍」。6月のワグネルの反乱失敗後、入隊志願者が増えているそうです。反乱を収拾し健在をアピールするプーチン大統領ですが、その地位は決して安泰ではないようです。
参考:自由ロシア軍の副司令官 “武装反乱後に部隊への志願者増”
反乱以後、前線でワグネル部隊を見ていない
自由ロシア軍副指令を名乗るシーザーという人物によると、プリゴジン氏が起こしたワグネルの反乱以後、戦地ではワグネルの部隊を見る事が無くなったとしています。ワグネルはロシア軍正規兵と違い、お金でどんな無理難題も命じられるプーチン大統領唯一の手駒であり、そのワグネルの姿が見えなくなった事はロシア軍の戦力の低下につながるとの見方を示しています。一方、ワグネルの反乱は失敗したものの、それ以後、自由ロシア軍に志願する人が増えているとも述べ自由ロシア軍は、今後もウクライナ軍の支援を継続するとしました。
反転攻勢には制空権が必要
自由ロシア軍は、反転攻勢を進めるウクライナ軍の状況については、ウクライナ軍は航空戦力では苦戦。偵察用の無人機も高い頻度で失われている現状であるとし制空権がない状態での反転攻勢は難しく欧州やアメリカによる防空システムや戦闘機の供与など一層の軍事支援が必要と述べています。
戦争に反対するロシア人も確実に増えている
ワグネルの武装反乱は失敗したものの、それ以後もプーチン大統領に対する非難は引き続き高まっているようです。国際法違反の侵略戦争を仕掛け、世界に災厄をばら撒き、日本に対しても挑発的な態度を取り続けるプーチン大統領ですが、ウクライナ侵略に失敗すればもはや大統領の地位に居続ける事は不可能でしょう。それだけにどんな手を使おうとウクライナ侵略を継続すると見られますが、欧米諸国やロシアの侵略を許さない事で意見を共有する国々のさらなるウクライナ支援が待たれます。
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