岸田総理は7月12日、午前リトアニアの首都ビリニュスで開催中の北大西洋条約機構の首脳会議に出席。ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援策としてドローンなど無人機の動きを把握する「対無人航空機検知システム」の供与を表面しました。
対無人航空機検知システムの技術を供与
岸田総理はすでに今年3月、ウクライナを訪問してゼレンスキー大統領と会談した際にNATOの信託基金を通じた殺傷能力がない装備品支援に3千万ドル(約40億円)の拠出を伝えていて今回の技術供与もその枠組みを利用しています。
ロシア軍のドローンに悩まされるウクライナ軍
ドローンによる攻撃と言えばウクライナ軍を連想しますが、実際はロシア軍もイラン製ドローン「シャハト」や国産のドローン「ランセット」を多用しています。ドローンの体当り攻撃に対しては金網防御が有効でしたが、最近は金網を突き破り戦車を破壊するロシア軍ドローンも出てきていて、ウクライナ軍としては、ドローンの動きを掴み迎撃できる日本の対無人航空機検知システムは、願ってもない支援となるでしょう。
世界を帝国主義に戻さないため
筆者は国内政策については、岸田総理に対しマイナス100点しかつけませんが、外交においてはよい仕事をしていると思います。日本の技術がウクライナ軍の損害を減らし人命を救い、ロシアの猛攻を凌ぐ事に使われる事を期待します。
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