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どうして山芋は[生]で食べられるのか?

2023年7月21日


 

夏になると山芋入りの冷たい海鮮丼が欲しくなる筆者です。イモ類はジャガイモにしろサツマイモにしろハズレなしで好きなんですが、よく考えると同じイモでもどうして山芋は加熱しないで生で食べられるのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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山芋が生で食べられるのはデキストリンのお陰

 

イモはでんぷん質ですが、本来のでんぷんはそのままでは食べる事が出来ません。そこでイモ類は焼いたり、揚げたり、潰したりしでんぷんを分解する必要があります。ところが、山芋のでんぷんは焼いたり、揚げたりする前に熟成してデキストリン化するのです。このデキストリン化は、でんぷんを低分子化する事で、つまりは分解です。

 

体内のアミラーゼ酵素がさらにでんぷんを分解

 

このように山芋はでんぷんが分解されているので、加熱の必要もなく生で食べられるのですが、さらに人間の体内のアミラーゼ酵素がでんぷんを分解するので、消化に苦労する事がありません。このように山芋はそのまま食べても苦もなく消化できる食品なのです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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