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ウクライナがアメリカ軍が供与したクラスター弾を南東部の[前線]で使用


 

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

ワシントン・ポスト紙は7月20日、ロシアの侵略を受けるウクライナ軍が南東部の前線でアメリカから供与されたクラスター弾の使用を始めたと報じました。親爆弾から数個から数百個の子爆弾をまき散らすクラスター弾は民間人を無差別に殺傷する危険がありオスロ条約で使用が禁止されていますが、アメリカ、ロシア、ウクライナは加盟していません。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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以前からクラスター弾は使用されている?

世界史02 プーチン風大統領

 

記事の内容では、ウクライナの戦場で初めてクラスター弾が使用されたかに見えますが、実際にはアメリカが供与したクラスター弾が使用され始めたが正しいようです。というのも、オスロ条約に加盟していないロシアもウクライナも開戦当初からソ連製のクラスター弾を使用しているからです。

 

 

アメリカのクラスター弾は何が違う?

爆死する松永久秀

 

では、ロシアとアメリカのクラスター弾はどこが違うのでしょうか?情報ではロシアのクラスター弾の不発率が30%もあるのに対し、アメリカのクラスター弾は不発率2.35%で高確率で爆発するとされています。クラスター弾の問題は不発弾として残り、戦争が終わってから民間人が二次被害に遭うダーティボム(汚い爆弾)の側面ですが、不発率が低いアメリカのクラスター弾なら、その恐れは低いのではないかと言われています。もっとも実際の戦場の地形は様々である事から、アメリカ製のクラスター弾の不発率2.35%は怪しいと見る識者もいます。

 

不発弾が残るのはウクライナの大地である

世界史04b ウクライナの国旗b

 

ロシアとウクライナの双方が使用しているクラスター弾ですが、戦場はウクライナであり、戦後の不発弾の恐怖に怯えるのはウクライナ人という事になります。それでも劣勢が続くウクライナでは、殺傷能力が高いクラスター弾を使用せざるを得ない状態にあるのでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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