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【追悼】谷村新司が保有していた5000冊のビニ本の行方は?

2023年10月25日


テレビを視聴するkawauso編集長

 

 

10月16日、歌手の谷村新司さんが闘病生活の末、74歳でお亡くなりになりました。筆者はカラオケのレパートリーの多くがアリス、及び谷村新司さんの楽曲であるため、突然の訃報に驚いています。さて、谷村さんといえば、感動的な歌と正反対で下ネタが大好きという面もあり、1970年代には青少年向けのラジオ番組「セイ!ヤング」でNGなしの下ネタトークを繰り広げリスナーに絶大な人気を博しました。そのラジオの中で谷村さんがカミングアウトしたのが、ビニ本コレクターの一面だったのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ビニ本とは?

月刊人妻を購読する曹操

 

ビニ本とは、ビニールで包装された女性のHな写真集の事です。立ち読みされては困るので、中身を見られないようにビニールで包装し、見たければ買って下さいという方式でした。谷村さんは、このビニ本のコレクターであり、最盛期には自宅に5000冊のビニ本があったそうです。

 

 

ビニ本店の店長に気に入られる

おとぼけ(田畑)ナレーション

 

谷村さんとビニ本の出会いは、谷村さんが上京して間もなく、友人に誘われてビニ本専門店を訪れた時でした。店内に所せましとならぶビニ本に、いたく興奮した谷村さんを店長さんが気に入り、その後も通っていると信用され、店番を任されるようになった谷村さん。真面目に働き、ビニ本コレクターとして、素晴らしいビニ本はラジオで宣伝しリスナーに伝える等していたそうです。

 

 

ビニ本販売も手掛け自宅にビニ本5000冊

何晏

 

谷村さんはビニ本を購入するだけではなく、販売する側にも回っていたそうで、店長から売れ残りのビニ本を貰うなどした結果、最終的にビニ本が5000冊にも到達したそうです。これは文句なしにビニ本コレクターと名乗っていい数ですね。

 

 

 

ビニ本処分には心温まる話も

週刊誌を楽しみにするkawauso様

 

5000冊のビニ本をいつまでも自宅に保存する事も出来ず、悩んだ谷村さんが目をつけたのが、ジャパン・アクション・クラブ(JAC)に郵送する事でした。当時のJACは若い男性ばかりの合宿生活でビニ本に飢えているだろうという考えです。試しに200冊ほど送ってみると、JACでは、みんなで回し読みして谷村さんを崇めていたそうで、所属していた真田広之さんから「なにより嬉しいです」と感謝の言葉が来たそうです。

 

 

真面目とエロのバランスが丁度よい谷村さん

 

ビニ本コレクターの谷村さんの下ネタトークはすさまじく、かつて武田鉄矢氏のラジオでゲストで出演し、NGなしで下ネタで盛り上がった結果、これは放送で絶対流せないと局からストップがかかりお蔵入りした事もあるそうです。もちろん、谷村さんは下ネタばかりではなく、リスナーの悩みにも真摯に答えていてバランスがよい人でした。番組に出ても安定感があり優しく面白い存在だった谷村新司さん、ご冥福をお祈りいたします。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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