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エビ・カニ・タコ、茹でるとなぜ[赤くなる?]

2024年2月1日


はじ三倶楽部 スマホの誤変換でイライラする参加者(はてな)

 

エビやカニを茹でたときの鮮やかな赤色、その背後にはどんな科学が隠されているのでしょうか?この色の変化には、自然界の驚くべきメカニズムが関わっています。食卓に登場するエビやカニの赤色は、実は加熱によって現れるものです。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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加熱して赤くなる原因

 

原因となっているのは「アスタキサンチン」という色素。この色素は、通常タンパク質と結合し緑色をしていますが、加熱されると分離し、元の赤色を取り戻します。この驚異の変化は、まるで自然の魔法のようです。

 

エビやカニ自身はアスタキサンチンを生成できない

 

興味深いことに、エビやカニ自身はアスタキサンチンを生成できません。実は、この色素は彼らが食べるプランクトンを通じて取り込まれます。プランクトンは、アスタキサンチンを生成する「ヘマトコッカス」という藻を食べており、その食物連鎖のおかげでエビやカニも赤色を帯びるのです。

 

そばを食べる曹操、夏侯惇、荀彧、曹丕、郭嘉、典韋

 

 

この知識を持って次回エビやカニを食べるときは、その鮮やかな赤色をもう一度考えてみてください。加熱によって明らかになる自然の色の変化は、食卓に彩りを添えるだけでなく、自然界の不思議を感じさせてくれるでしょう。そして、この面白い食べ物雑学を家族や友人と共有することで、食事の時間がもっと楽しくなるかもしれませんね。

 

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