広告

アメリカ、イスラエルの攻撃によるパレスチナ人犠牲者を[大量虐殺]と見なさず


バイデン大統領風大統領 アメリカ

 

アメリカのサリバン大統領補佐官は5月13日、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦闘で生じたパレスチナ人35000人の犠牲について、バイデン政権は大量虐殺と見なしていないと述べました。この発表はイスラエルに対し軍事支援をおこなっているアメリカがパレスチナ人の大量虐殺に関与しているとの批判に対する対抗策と見られます。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



曖昧なバイデン政権

世界史03 テロリスト

 

サリバン大統領補佐官は記者団に対し、米国はハマスの敗北を望んでいるとしつつ、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファでイスラエルが大規模な軍事作戦を開始する事は誤りだと述べました。また、ガザ北部のエレツ検問所に向かっていた人道支援物資を運ぶトラックの車列をイスラエル入植者が攻撃したとの報告についても、全く受け入れられないとしました。一方で、サリバン氏は、アメリカは、ガザで起きていることを大量虐殺とは見做していないし、そのような見方を批判してきたと曖昧な態度を取っています。

 

 

ハマスが人質を解放すれば戦闘休止が実現する

世界史01b イスラエル国旗

 

記者団に対しサリバン大統領補佐官は、ハマスが人質を解放すれば戦闘休止が実現する可能性があると述べて、5月11日にバイデン大統領が提示した考えを改めて表明。国際社会はハマスに合意を受け入れるよう呼びかけなければならないと述べました。ただアメリカ主導で進んでいる戦闘休止と人質解放の実現について、ハマスとの合意が成立するのかについては予測できないと明言を避けました。

 

 

ネタニヤフに引きずられるバイデン政権

世界史04b アメリカの国旗

 

アメリカが提供した武器で、イスラエルがガザ市民を無差別に殺害している状況では、そこにイスラム武装組織ハマスの存在があるとしても、アメリカがジェノサイドに加担していないと強弁するのは無理があるでしょう。バイデン政権はネタニヤフ首相に完全に引きずられつつも、プライドだけは大国で、イスラエルの個別の国際法違反については非難しつつも、総体のイスラエル軍によるパレスチナ人大量虐殺は認めないとするジレンマに陥っているようです。

 

▼こちらもどうぞ

力士は運転禁止、まわしも洗うのもダメ?[相撲の雑学]

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信
-