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ストレスがない人に共通の特徴が見つかるも[あまり嬉しくない事実]

2024年6月13日


 

 

アメリカ、カリフォルニア州、アーバイン校の心理学教授スーザン・チャールズ氏の研究によると日常的なストレスが一切ないと回答した人が全体の約1割いる事が判明しました。毎日、細々したストレスに悩まされる人にとっては羨ましい話ですが、実は、ストレスがないのは歓迎すべき事だけではないようです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ストレスを感じない1割はどんな人?

浪人生活を送る前田慶次(前田利益)

 

 

チャールズ氏は、ストレスが人間に与える影響を調べる為に、アメリカウィスコンシン大学マディソン校の「米国中年期研究(MIDUS)」の調査データを分析しました。分析した調査データは「日々の経験に関する全国調査(NSDE)」というもので、被験者は8日連続で、その日にあった出来事について電話インタビューを受け、日常的なストレス要因について報告する単純なものです。しかし、このテストにおいて8日間、一切ストレスを感じなかったと答える被験者がおよそ1割存在していたのです。当初チャールズ氏は、ストレスについての分析をしていたので、1割の被験者の回答については無視していましたが、ある時、ふと、ストレスを感じない人の心理状況とはどんなものかと思い立ち分析を開始しました。

 

 

分析から見えてきたストレスのない人々

鎌倉幕府は六波羅探題を設置(北条義時)

 

 

調査に参加した人々の個人情報は「米国中年期研究(MIDUS)」を運営するウィスコンシン大学マディソン校によって厳重に管理されているので、ストレスがない人たちの詳細なプロフィールをチャールズ氏が知ることはできませんが、一般的な特徴は分かります。チャールズ氏の分析によると、ストレスを感じない1割の人々は、年齢が高い未婚の男性である事が多く最終学歴が低い傾向があったようです。また、彼らは仕事やボランティア活動、他者との交流を伴う能動的な活動が少なく、同時にテレビを見る頻度が高い事が分かりました。

 

 

他者との関りはストレスを増やしも減らしもする

kawausoさん

 

 

チャールズ氏が興味深く感じたのは、表面的に人付き合いが少ない人ほど日常的ストレスが少ないように見える点でした。しかし、これは良い事ばかりではありません。人間関係はストレスのタネにもなりますが、逆に社会的な関係の中で、私たちは孤独感を癒したり、具体的な支援を受けストレスを軽減する事もあるからです。人は社会的な動物であり、他人なしには健全に生きていく事が出来ません。他者との関わりは多すぎても少なすぎてもいけないようです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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