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戦車の激減で[ロシア]が招く危機

2024年7月24日


紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

ロシア軍の伝統的な戦術とは、戦車を含む圧倒的な大砲の威力でした。それ以外の部分がどんなにマズくても、圧倒的な人員を送り出し、戦車を含む大砲で都市を砲撃し遮蔽物を破壊して進むのが、ロシアの必勝パターンなのです。しかし、ロシアの戦車は減少の一途をたどり、2025年半ばから後半にかけて枯渇の臨界点に到達するとされています。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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予想外の反撃に多くの戦車を失うロシア

 

ロシアは、当初ウクライナは数週間で落ちると楽観視していました。しかし、兵力と武器で劣るウクライナは後退を繰り返しながらゲリラ戦術に転じ、ドローンを飛ばしてロシアの戦車や大砲を地道に破壊しました。そのためにロシアは戦車不足に陥り、旧ソ連時代の戦車や戦車よりも装甲が薄い歩兵装甲車などで対応していますが、近年、ウクライナ軍によるロシア戦車及び大砲に関する破壊数が伸びていて、いよいよロシアの戦車の枯渇が深刻になっています。

 

 

亀戦車などは苦肉の策

亀甲船(朝鮮水軍)

 

最近ではウクライナ軍が施設した地雷原を除去する為に、旧式戦車にロシア国民の支援でつけた防御装備を乗せた通称亀戦車まで使用しているロシア軍。このような戦車を繰り出すにしてもロシア国民からカンパを募る自体、戦車及び大砲がロシアから急激に失われている事実を表しています。

 

 

在庫の旧戦車も稼働の限界に

世界史05a ロシアの国旗a

 

新型戦車の消耗を補うべく、旧ソ連時代の戦車を倉庫から引き出しているロシアですが、ある程度状態が良い旧戦車は在庫切れを起こしつつあり、残っている戦車は長年露天で風雨に曝され、かなり劣化してきているようです。これらを修理して使うのはさらに時間がかかり、ウクライナでのロシアの戦闘能力に影響を及ぼすと考えられています。

 

 

2025年半ばにロシアが防戦に転じる

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

旧式戦車の活用能力は2025年半ばから後半に「枯渇の臨界点」に達すると予測する有識者もいます。それによりロシア軍が年末までに、攻勢から一転して防衛的な戦いを強いられる可能性があるようです。既にロシアは開戦時に保有していた戦車を上回る3000両の戦車を失ったとの推測もあり、ロシアが伝統としている砲の力を失った時、戦線は劇的に変化するのかも知れません。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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