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ロシア黒海艦隊クリミアから完全退去[ウクライナ海軍が表明]


軍艦(明治時代)

 

ウクライナ海軍は、2014年からロシアが実行支配しているクリミア半島に駐留するロシア黒海艦隊の全艦船が姿を消したと発表しました。一時は劣勢のウクライナ海軍に対し優勢だったロシア黒海艦隊に何があったのでしょうか?

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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7月14日に最後のクリヴァク型フリゲート艦が移動

世界史04a ウクライナの国旗a

 

オレクシー・ネイジパパ、ウクライナ海軍長官は、ロシアは占領下のクリミアから、ほぼすべての即戦力艦艇の移転を余儀なくされたと発表しました。7月14日には最期まで残っていた黒海艦隊のクリヴァク型フリゲートの移動を確認したそうです。

 

 

至近距離からのウクライナ軍ドローンの攻撃

世界史01 飛行するドローン

 

クリミア半島はロシアが2014年以来、実効支配し黒海艦隊にとってもウクライナを牽制するために重要な寄港地でした。元々、ウクライナには開戦時に黒海で動かす事が出来る艦艇はありませんでしたが、ウクライナは艦隊戦ではなく、自爆ドローンや自爆ボート、あるいは、米英仏からの支援を受けた長距離ミサイルを使い、連続で黒海艦隊に損害を与えていました。ロシア黒海艦隊の移動が恒久的なものか、一時的なものか定かではありませんが、移動の背景にウクライナのドローン攻撃がある事は間違いなさそうです。

 

 

ウクライナは27隻のロシア艦船を沈没、破壊

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

ウクライナの主張では黒海艦隊の旗船であるミサイル巡洋艦モスクワをはじめ、巡航ミサイル発射能力を持つカラクルト型コルベット「ツィクロン」等、27隻のロシア艦船を沈没、破壊、損傷したとしています。当初は黒海艦隊もドローンやミサイルに反撃する構えを見せていましたが、現時点の技術でそれは不可能であり、損害が増える前にウクライナ軍の射程距離外に虎の子の艦隊を逃がしたというのが真実に近いでしょう。願わくば二度と帰ってきて欲しくないものです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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