ウクライナ国境警備隊のピブネンコ司令官は、ロシアによる激しい攻撃が続いている事を認めつつも、ロシアの攻撃能力は無限ではなく、大規模な攻勢が継続できるのは、この先、一ヶ月半程だと述べ、ウクライナがそれを耐えきれれば戦場での形勢は変わるとの見通しを示しました。
ロシアの攻撃で欧州より電力を輸入
ロシアの無人機やミサイルによるライフラインの攻撃も継続しており、、7月26日の国営の電力会社「ウクルエネルゴ」の発表では、北部のチェルニウ州と北西部のジトミール州でロシア軍無人機の攻撃があり、電力供給に支障が出ています。電力不足に陥ったウクライナは欧州からの電力輸入を余儀なくされた状態です。
ヘルソン州や東部ドネツク州でもウクライナ軍が撤退
ロシア軍による攻勢は前線でも強まっていて、ウクライナ軍は去年、奪還したとしていた南部ヘルソン州や東部ドネツク州の拠点から撤退しています。厳しい状況ではありますが、一方でウクライナ国境警備隊のピブネンコ司令官は、25日に掲載された地元メディアとのインタビューで状況の厳しさを認めつつも、ロシアの戦争継続能力は無限ではなく、後1ヶ月半後には、多方面でのロシアの大規模攻勢は終わり、その後ロシアは守勢に回る事になるだろうとの見方を示しました。
根拠は提示されないが…
後1ヶ月半後と言えば、9月の中旬でまだ冬ではありません。それまでにロシアの大規模攻勢が終了し、以後は守勢に回るとの事ですが、それは真実なのでしょうか?ロシアでは大砲や戦車、装甲車両が大幅に減少していて、その影響が早ければ、今年度中に出てくるという話もありますが、いずれにせよ、ウクライナの戦いは現在が正念場であるようです。
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