防衛省はウクライナへの軍事支援により、アメリカの迎撃ミサイルが不足している事を理由として国内で製造した地上配備型の迎撃ミサイル「PAC3」をアメリカに移転する契約を締結しました。この報道にロシア外務省は日本のPAC3がウクライナに持ち込まれた場合、対抗措置を取ると警告しました。
ロシア、ミサイルは最終的にウクライナに持ち込まれる
今回の日米間の契約についてロシア外務省のナスタシン副報道官は懸念を示し「日本のミサイルがアメリカを経由して最終的にウクライナに持ち込まれる可能性がある」として、もし、日本のPAC3がウクライナに移転された事が確認出来れば対抗措置をとると牽制しました。対抗措置には、日本との二国間関係も含めるとしていますが、具体的な内容は明らかにしていません。
ウクライナの防空戦力の強化を懸念か
現在、ウクライナでは、首都キーウ等でロシア軍による過去最大規模とされるドローンによる攻撃に曝されています。その損害は甚大で電力会社がダメージを受けて、ウクライナはエネルギーを外国からの輸入に頼る状態になっていました。ウクライナにとっては、迎撃ミサイル等の防空戦力の強化が喫緊の課題になっています。
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