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一般事務や学校の普通科なんていらない?止まらない知事の[問題発言]

2024年8月26日


テレビを視聴するkawauso編集長

 

日本には、問題発言をする知事しかいないのではないかと思えるほど地方自治体の長である知事の問題発言が止まりません。8月20日熊本県の木村敬知事は「一般事務職や学校の普通科なんかいらない」と発言。抗議などを受け、22日の定例記者会見で発言を訂正、謝罪しました。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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県庁の会議で普通科なんていらないと発言

曹操や許褚、荀彧の悪口を言う禰衡

 

木村知事が今回謝罪したのは、熊本県内の人材不足を解消しようと20日に開かれた県庁内の会議での発言です。この中で木村知事は「一般事務とかはいらないんですよ。そういう若者を育てちゃいけないんですよ。教育長に過激な言い方だけど、普通科なんかいらないと思っている」等と発言。さらに会議後、発言の真意を質されると「これからの時代に本当に必要な産業を今の求職者が希望していない。非常に未来を見据えたうえでのミスマッチ。事務職はもういらないですよ」と重ねて事務職はいらないと発言しました。

 

発言が真意を伝えていないとして謝罪

内容に納得がいかないkawauso様

 

この木村知事の発言を受けて、県庁に電話やメールで3件の意見が寄せられました。木村知事は、22日、発言は議論を活発化するためだったと釈明し、事務職をなくしたり普通科高校を廃止するつもりではないとし、私の発言が十分に真意を伝えきれずにいたところで、不快な思いをされた方がおられると思います。そういう発言に至った事を申し訳なく思っていますと謝罪しました。

 

木村知事の主張

三国志大学 曹操

 

一見、事務職に従事する方や普通科に通う学生を差別するような木村知事の発言ですが、知事本人は、事務職を軽視するような発言については、事務職への求人が多く、人材が偏っている現状に対する問題提起と同時に、事務職は将来的にAIが代行するので、現在の教育システムは見直される必要があると考えての発言であったそうです。また、普通科は要らないという発言については、今後、社会に必要な専門職を育成するため、現行の教育システムを見直す必要があるとの考えであったそうです。

 

 

発言を叩くだけではなく議論をすべき

君主論

 

木村知事の問題発言は短すぎて過激に取られましたが、その真意を見てみると、AIの急速な普及を通じて社会が変化する中で、旧態依然とした教育システムで良いのかという知事の問題提起であるように感じます。実際、筆者も記事を書く上でGeminiやchatGTPのような人口知能ツールを利用していて、とても便利です。木村知事の発言は特定の人々を傷つける意見に取られたかも知れませんが、感情的に叩くだけではなく、発言の真意をくみ取り、議論する事が必要なのではないでしょうか?

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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