ウクライナにとって痛ましいニュースが飛び込んできました。8月29日、ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍のミサイル攻撃に対応していたF16戦闘機が通信を絶ち、その後、墜落したことを発表しました。パイロットは命を落としたようです。F16は8月上旬から運用が開始されたばかりであり、今回が初の墜落報告となります。
墜落理由は不明、操縦ミスの可能性も
アメリカの有力紙「ウォールストリートジャーナル」は、ウクライナの発表に先立ち、F16が8月26日に墜落したと報じました。同紙によれば、墜落はロシア軍による撃墜ではなく、操縦ミスの可能性が高いとされます。経験の浅いパイロットが実戦に投入されることのリスクについても指摘されており、少ないF16機体の損失はウクライナにとって大きな打撃だと伝えています。
困難な状況の中で臆することは許されない
F16の墜落とパイロットの死亡はウクライナにとって痛ましい出来事ですが、この事故を恐れてF16の運用を縮小することは許されません。ウクライナはロシアとの戦争が続く中、パイロットに十分な訓練期間を与えることが難しい状況です。そのため、実戦での経験を積むしかない部分もあります。西側諸国のパイロットでさえ、F16の完全な操縦を習得するには数年が必要とされており、わずか数ヶ月の訓練を受けたウクライナ人パイロットにとって、事故や撃墜は避けられないリスクと言えるでしょう。
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