ロシアのプーチン大統領は9月2日、ノモンハン事件「戦勝」85年の記念式典に出席するため、モンゴルを訪問しました。国際刑事裁判所(ICC)はウクライナ侵攻に関する戦争犯罪の疑いでプーチン氏に逮捕状を発行しており、モンゴルはICCの加盟国として逮捕義務を負っていますが、逮捕は行われませんでした。
モンゴル政府の対応に国際的な批判
プーチン氏がモンゴルに到着した際、モンゴル政府は儀仗兵による歓迎を行い、逮捕を見送りました。この決定に対して、ウクライナ外務省は「ICCにとって大きな打撃であり、モンゴルは戦争犯罪者の逃避を許した」と非難しました。
国際社会への影響とモンゴルの立場
今回のモンゴルの決定は、国際刑事裁判所の信頼性に影響を与える可能性があります。モンゴル政府がプーチン氏を逮捕しなかったことは、ロシアとの関係を優先した判断とみられていますが、国際的な批判も免れない状況です。
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