1950年7月、京都の国宝・金閣寺が放火により全焼。この衝撃的な事件がきっかけで、同年5月30日、「文化財保護法」が公布されました。法の制定が、事件後ではなく“事前”だったというのも意外な事実です。
文化財とは、建物だけじゃない?
文化財と聞くと、神社仏閣や絵画を思い浮かべがちですが、実は「無形文化財」(伝統芸能など)や「民俗文化財」(祭りや風習)も対象。さらに「文化的景観」や「重要文化的風習」まで含まれる広範な定義があるのです。
日本の文化財保護は世界でも先進的?
日本は、戦後いち早く文化財の保護に法的枠組みを設けた国の一つ。ユネスコの世界遺産条約よりも早く、独自の文化保護制度が機能していました。
まとめ:あなたの身近にも「文化財」はあるかも?
お寺や古文書だけでなく、地元のお祭りや民家の佇まいも文化財の一部かもしれません。次に散歩する際は、「文化の足跡」を探してみては?