日本の桜の花見は3月下旬から4月上旬ですが、隣国の韓国でも桜は同じ時期に咲きます。韓国では1960年代に朝鮮戦争で荒廃した祖国の山林を再生させようと在日韓国人有志により6万株のソメイヨシノが韓国に贈られ、当時の朴正煕大統領も「桜の大植樹運動」を展開した事から、日本と同じソメイヨシノが見られるようになりました。しかし、韓国の花見と日本の花見は大分違うようです。
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韓国の桜の名所 汝矣島
韓国の桜の名所はソウルのビジネス街の中心を流れる漢江の中州、汝矣島(ヨイド)が有名で、こちらには桜をはじめとした春の樹々90000本が植樹されています。また、桜の本数では釜山に近い軍港、鎮海(チネ)が桁違いで34万本もあります。日本で有名な吉野の桜が3万本ですから、圧倒的な本数と言えますね。
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韓国人は花見で飲み食いしない
このように韓国でも桜は多く花見もしますが、日本とは違い花見をしながら飲食はしません。屋台も飲食ブースはなく、占いやフェイスペインティング、ダーツゲームやバルーンアートなど、日本のチャリティイベントのような雰囲気です。元々、韓国には弁当文化がなく、食事は家で済ますという習慣が強いので、花見も本当に花を見るだけで終わってしまうのかも知れませんね。
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