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ウクライナはどうしたらロシアとの[停戦]に応じる?

2023年5月23日


 

2年目を迎えたウクライナ戦争、いまだに停戦の道筋は見えませんが、もはや誰の目にもロシア軍の侵略失敗は明らかになっています。しかし、考えてみるとウクライナ側の停戦条件はあまり聴いた事がありません。ウクライナは一体、どうすれば停戦に応じるのでしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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ウクライナはクリミア奪還が悲願

君主論

 

ウクライナとしては、ロシアが侵略した領域を全て返還する事が最低条件ですが、それに加えて2014年にロシアに併合されたクリミア半島の奪還も視野に入れています。

 

 

クリミア半島とは?

 

クリミア半島は黒海の北岸にある半島です。半島の東側はロシア連邦と国境を接しています。クリミア半島は陸地にも海にもガス田があり、ウクライナの戦後復興においてもエネルギー問題でも重要な位置を占めています。

 

紅茶一揆(イギリスの紅茶文化と戦車)

 

また、クリミア半島はロシアのヨーロッパ進出への足掛かりとなる橋頭保の役割も果たしています。クリミア半島をウクライナが奪還する事は、ロシアの欧州侵略の足掛かりを破壊する事にもなるのです。もちろんウクライナもヨーロッパの一員としてNATOに加盟し、ロシアの欧州進出を食い止める事を条件として出すと考えられます。

 

欧州は難色を示す可能性あり

内容に納得がいかないkawauso様

 

しかし、欧州がウクライナの停戦条件を飲むかどうかは微妙です。プーチン大統領にしてもウクライナからの撤退は飲むかも知れませんが、9年前に併合したクリミア半島を手放す事は強硬に反対するでしょう。ロシアの世論もクリミア放棄を支持するとは思えません。そもそもロシア国内は戦争の被害を受けていないので、なにもせずにクリミアをウクライナに返すとなればプーチン大統領の失脚は確実でしょう。ロシア軍のウクライナからの撤退で妥協するか?クリミア半島の返還までか?ここはギリギリの水面下交渉が続けられるでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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