ロシアが拠点を置くウクライナ東部バフムトでウクライナ軍が前進しているとする見方が出てきました。7月8日、ロシアのウクライナ侵略から500日が経過しましたが、ウクライナ軍は、これを契機に反転攻勢を本格化させる構えのようです。
イギリス国防省とアメリカシンクタンクが同様の見解
ウクライナ軍の反転攻勢は先月の上旬から開始され、ワグネルの反乱により一時中断していましたが、7月に入ると再開。イギリス国防省は「過去7日間でバフムトが最大の激戦地となり、ウクライナ軍はバフムトの北と南で着実に前進したとの見方を示しています。アメリカのシンクタンクである「戦争研究所」も同様の見方を示し、ウクライナ軍がバフムトで戦術的に重要な進展を果たしたとしロシアが昨年5月に掌握を宣言した東部拠点のバフムトでウクライナ軍が前進しているのは、間違いないようです。
まだ戦力を温存しているウクライナ
ロシアの軍事情勢に詳しい専門家の見方では、ウクライナ軍は12の旅団を反転攻勢に投入する予定だが、戦闘に参加しているのは3つの旅団のみとし、残りの9旅団は温存されているとしています。ウクライナ軍の反転攻勢はこれから本格化するとも言われていますが、ここからは戦車のみならず戦闘機や地対空ミサイルなどの軍事支援を欧州やアメリカから得る事が重要であるようです。
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