ウクライナ軍参謀本部は9月15日、同国東部ドネツク州バフムトの南西にある集落アンドレエフカを奪還したとSNSで発表したとウクライナメディアが報じました。南部ザボリージャ州に比較して奪還が遅れていた東部戦線でも一定の前進に成功している模様です。
アンドレエフカ奪還のポイント
アンドレエフカ奪還はバフムトの東側への突破口になると現地のウクライナ軍部隊は説明します。バフムトは民間軍事会社ワグネルを主力とする部隊が制圧していましたが、ウクライナ軍はバフムトの西側で防戦していました。今回、アンドレエフカを手に入れた事でウクライナ軍がバフムトの西から東に展開し南側に転じて道路を封鎖しバフムトにいるロシア軍の補給を断つ事が狙いだと軍事専門家は分析しました。
雨季が来る前にどれだけ奪還できるか?
ウクライナは夏を過ぎると雨が多い時期を迎え、その後厳しい寒さがやってきます。冬季でもウクライナ軍は進撃を続けると発表していますが、その動きは鈍くなる事が避けられないでしょう。そのため、動ける間に少しでもロシアから領土を奪還したいというのが最近のウクライナ軍の動きなのかも知れません。
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