お昼休みに誰にも邪魔されず昼寝したりくつろいだりできる場所が職場にあったらいいですよね?そんな願望を抑えられず市のゴミ処理施設の一部を秘密基地として私的に占有していたとして奈良県桜井市に勤務する男性職員2人が停職2か月の処分を受けました。
奈良県桜井市の駐車場のピットを秘密基地に
奈良県桜井市は12月26日、市のゴミ処理施設の一部を私的に占有していたとして、環境部業務課に勤務する40代男性職員2名を停職2か月の処分にしたと発表しました。市によると今年の9月に匿名のメールが届き調査を開始。顧問弁護士と相談した上で「市の財産を機能不全にし、業務時間内に私物を持ち込み公有スペースを私物化していた」こと等を理由に処分を決定したそうです。
専用の休憩所が欲しかったと供述
桜井市の人事課によると停職処分を受けた職員2名は、今年の3月~4月頃より市のグリーンパーク駐車場内の「ピット」に扇風機やマットなどの私物を持ち込み休憩に使っていたそうです。ピットは元々、ゴミ収集車のオイル交換や点検をしていた場所で、地下にあり、縦2メートル、横4メートルほどの広さでした。2人は複数回、収集業務の後やお昼休みの時に使用していた事を認め、専用の休憩所が欲しかったと述べているそうです。
休憩所くらいは与えては?
今回の事は公務員が公有物を私物化した内容であり、確かに不問には出来ないかも知れません。しかし、桜井市には環境部業務課の2人が落ち着いて休憩できる場所もなかったのでしょうか?また私物化と言っても扇風機やマットを持ち込んだだけでピットそのものを作り変えたわけでもなく、堂々とサボる事に使っていたわけでもありません。公務員に対する風当たりが厳しい昨今ですが、公の仕事をしている公務員に休憩所を用意するくらいの事はしても、罰はあたらないのではないかと筆者は思います。
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