ウクライナ軍は、ロシア北部やロシアに強制併合されている南部クリミアなどで航空基地を相次いでドローンで攻撃。ロシアの航空戦力に打撃を与えようと奮戦しています。その中には国境から900キロも離れたロシアレニングラード州まで到達したドローンもあるようです。
ロシア軍の航空基地を攻撃
ウクライナメディアの発表では、7月27日、ウクライナ軍の情報総局の関係者談話として、軍がドローンを使いロシア北部や南部などに点在するロシア軍の航空基地を攻撃したと伝えました。ロシア北部ムルマンスク州の空軍基地については、巡航ミサイルを搭載できる爆撃機ツポレフ22M3に打撃を加えたそうです。ロシアサイドの報道では、ウクライナ軍のドローンは国境から900キロ離れたレニングラード州でも発見されたそうで、ウクライナ軍のドローンの航続距離が長いことが窺えます。
ドローンはウクライナ産
今回、ウクライナが南北ロシアの航空基地を攻撃したドローンは、すべてウクライナ国産のドローンです。その理由は、いまだに欧米から供与された長距離兵器ではロシア領内を攻撃出来ない縛りがあり、一方で、激しさを増すロシアのドローンや長距離ミサイル攻撃に対し出来る限り反撃し、ロシア航空戦力の消耗を狙う目的があります。
クリミア南部のサキ航空基地も攻撃
7月26日、ウクライナ軍の参謀本部はロシアが一方的に併合した南部クリミアにあるサキ航空基地を攻撃したと発表しました。攻撃の理由については、サキ航空基地がウクライナ空爆に使用される基地の一つである事を挙げています。
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