広告

ロシア軍ドネツク州の戦略的要衝ポクロウスクへ[接近]


 

この数ヶ月、東部前線の各地でウクライナ軍に攻勢を仕掛けているロシア軍。最近ではその侵攻ペースも緩やかになっていますが、この頃、ドネツク州の戦略的要衝であるポクロウスクへジリジリと前進している事が分かり、ウクライナや支援国は警戒を強めています。ポクロウスクは、今年の2月にウクライナ軍の撤退で陥落した要衝、アウディーウカの北西に位置しています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



ゼレンスキー大統領もポクロウスクを名指し

世界史01 ゼレンスキー風大統領

 

7月28日、ゼレンスキー大統領はドネツク州の戦況が極めて厳しい事を認め、さらにこの数週間で一番攻撃が多かったのは、ポクロウスク方面だと指摘しました。ポクロウスク自体は人口6万人ほどの中都市で、すでに多くの住民は街を離れています。ただ、ポクロウスクからは、もう一つの要衝であるコンスタンチノフカへのアクセスが容易で、ウクライナ軍にとって重要拠点です。両都市を結ぶ幹線道路は補給やドニプロへの負傷者の搬送に使われていて、ここが落ちると前線への補給や負傷者の後方輸送が難しくなります。

 

 

新兵や欧州の武器が到着する前に

世界史02 爆発が起きる都市 モブ

 

ロシアは、ウクライナ軍の新兵の訓練が終わり、欧米からの兵器の供給が本格化する前に、ウクライナ北東部のルハンスク州とドネツク州の全域を掌握する事を目指しており、それは、プーチン大統領の目標でもあります。アメリカ戦争研究所の分析でもロシア軍が、この地域で重要な戦術的前進を遂げているとしており、状況は予断を許しません。

 

▼こちらもどうぞ

ウクライナ軍無人機、南部ボロネジ州でロシア軍の[大規模武器庫壊滅]

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信
-