編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

三国志の雑学

【シミルボン】驚愕!三国志の時代の酒のマナー

この記事の所要時間: 217




シミルボン

 

※こちらの記事は「シミルボン」専用オリジナルコンテンツです。

曹操 劉備 呂布 酒

 

季節は早や、10月、もうそろそろ、忘年会を意識する時期ですね。

会社や学生仲間と飲むお酒は、本来楽しいモノですが、

困りものなのは酒に関係する人間関係のトラブルです。

 

このような酒にまつわるトラブルは三国志の時代からあり、

それを防止しようと様々なマナーが取り決められていました。

さて、今回は現代でも役立つかも知れない、三国志の時代の

酒のマナーについてご紹介致しましょう。




酒量を一定させる 古代の飲酒の決まり

張飛にお酒 だめだよ

 

三国志の時代には、身分の上下は関係なく、お酒を飲む人は

酒量を一定にするという原則がありました。

世の中には、自分は飲まないで、人にばかり酒を飲ませて

面白がる人がいますが、そういう事を防ごうとしたようです。

 

しかし、実際には、身分の高い人はなんだかんだ、

言い訳をして、酒を飲まない事が多く、前漢の灌夫(かんぷ)という人物は、

竇甫(とうほ)という長楽宮の御衛隊長と酒を飲みますが、

竇甫は自身が、帝の妃の弟であるという地位をかさにきて、

自分は飲まず灌夫にばかり酒を勧めます。

 

短気で不正が嫌いな灌夫は、激怒し竇甫をブン殴っています。

非は竇甫にあるせいか、大事件にはなりませんでしたが、

ここにも、酒量は身分に関係なく、対等にせよという教えが

流れているのです。

 

ですが、このルールは、酒を勧める側が酒豪だったら、

むしろ事態を悪化させるような気がしますね。

 

※参考文献 中国社会風俗史 著 尚秉和 翻訳 秋田成明 




酒は全員、一気で飲まないといけない

三国志 居酒屋

 

現在では、忘年会、新年会、歓迎会などの悪しき習慣とされる、

一気飲み、いわゆるイッキの習慣ですが、三国志の時代においては

それは極めて普通の事でした。

 

それは「満を引いて白を挙(あ)ぐ」と言い、

酒杯を一息に飲み干し、杯の底を周囲に見せていました。

当時の酒は清酒ではなく濁り酒が多いので、飲み干さないと

杯の底を見る事は出来なかったのです。

 

ただし、当時のお酒は、極めてアルコール度数が低く、

発泡酒以下であり、現在と同じではない事は注意しておきます。

 

この杯を一気に飲み干す事が出来ない場合には、罰として、

さらに一杯、酒を飲む決まりがありました。

 

また、古代のマナーブックである礼記には、

「長者あげて未だ尽くさざれば少者は敢えて飲まず」の一文があり

年長者が杯を飲み干さないと年少者は飲んではいけない事になっています。

 

もし、年長者が今のようにちびちび、飲む方式なら、

年少者はいつまでたっても飲めませんから、ここにも

酒は一気という、古代の考えが見て取れるのです。

 

下戸には恐怖、一気で回し飲みをする風習

劉寛 酒

 

当時は一気で飲み干すばかりでなく、それで回し飲みをする風習でした。

 

「五六人、まさに宴飲するを見るに、酒紫衣に到り、白面の少年に到り、

黒衣に到り、緑衣に到り、黒衣の胡人に至る」

 

という詩が唐の時代の「夢遊録」という書籍にあり、三国志の時代より

大分後ですが、回し飲みをする風習は変わっていないようです。

順番に一気飲みでは、下戸は自分の番で流れが止まるわけですから、

さぞかし居づらくなったでしょう。

 

シミルボン

 

【シミルボン】驚愕!三国志の時代の酒のマナー

の続きは、「シミルボン」内のページで読めます。

続きが気になる方は、「シミルボン」にアクセスしよう!

 

※本稿はシミルボンに掲載された記事をはじめての三国志用に再編集したものです




 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 【これは悲しすぎる】今や忘れさられた袁術の墓
  2. 曹丕(そうひ)得意の詩で蜀の調理法を斬る
  3. 【5分で分かる】田中角栄とは何者なの?戦後最大の庶民宰相をザック…
  4. たかぎ七彦困惑?アンゴルモア元寇合戦記をガチネタバレ予想!
  5. 6話:三国志は黄巾の乱から始まった
  6. 【今さら聞けない】妖怪三国志ってなに?お父さんも子供も夢中の新世…
  7. 字で考える三国志 「字(あざな)」について詳しく解説
  8. 蒋琬(しょうえん)ってどんな人?孔明の後継者として蜀の安定を図っ…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 朱桓(しゅかん)ってどんな人?貴族出身なのに下の者には優しく記憶力抜群の呉の指揮官
  2. 王儁(おうしゅん)とはどんな人?曹操を認め親しく付き合っていた孟徳の友人
  3. 曹植の存在が曹丕を歪めた?何で曹丕はあんな性格になっちゃったの?
  4. 孔明の北伐はノープランだった!?北伐の意図は何だったの?
  5. 天下人・豊臣秀吉が過去に仕えていた松下綱之ってどんな人?
  6. 【はじめての孫子】第4回:兵は勝つことを貴ぶ。久しきを貴ばず

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

今更聞けない!水魚の交わりとは何?三国志に由来する故事成語 韓宣(かんせん)とはどんな人?曹植が口喧嘩して勝つことのできなかった人物 羌・鮮卑・烏桓だけではない!南の異民族を徹底紹介 李傕(りかく)とはどんな人?董卓よりも横暴な政治を行った暴虐な政権運営者 留賛(りゅうさん)とはどんな人?自ら足の筋を切断し治療をした呉の英雄 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース9記事【7/25〜7/31】 真田昌幸にとっての領土拡張戦略と沼田城の重要性 【教科書に載らない歴史ミステリー】徐福は神武天皇になったってホント?

おすすめ記事

  1. 三国志テストにチャレンジ!!TOSIC990点を目指せ!!
  2. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース25記事【6/12〜6/18】
  3. 千里の駒・曹休が劉備軍の猛将・張飛を打ち破ったのは史実では本当なの?
  4. 73話:孔明、大論陣を張り呉の降伏派を叩き潰す
  5. 復讐に燃える曹操は三国鼎立を早める
  6. 程普(ていふ)ってどんな人?孫家三代に仕え、数々の戦を戦った孫呉の重鎮
  7. 【マイナー武将ここがすごい】建安七子・王粲の才能がヤバイってほんと!?
  8. 五人で国を創るとしたら誰を選ぶ?三国志この五人でしょコーナー

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP