個性豊かな鎌倉殿の13人のキャラクターの中で、脚本の三谷幸喜氏が、それはやりすぎだろうと思ったキャラクターの名前が判明しました。かなり弾けたキャラが多い鎌倉殿の中で、三谷氏がそれでもやりすぎと感じたのは誰だったのでしょうか?
八田知家をガテン系にした理由
三谷氏が名指ししたキャラクターは市原隼人さん演じるセクシー御家人八田知家でした。元々、八田知家の記述は歴史書にも多くなく、キャラづくりに悩んだ三谷氏が、知家が鎌倉の道路工事などの普請をやっていたという記述から、ガテン系で無骨な人物をイメージしたのだそうです。少し古いですがチャールズ・ブロンソンみたいな感じですかね?
あんな御家人いないよ(苦笑)
しかし、そこに市原さんが胸をはだけて、常に汗をかくというキャラづけをしてしまい、無骨な肉体派御家人が大人の色香漂うセクシー御家人に変化してしまいました。さすがの三谷氏も「あんな胸をはだけて年中汗をかいている御家人いないよ」と驚きましたが、予想に反して人気は急上昇。そこで三谷氏も中盤からは人気に便乗して脚本を変化させ、ついには上半身裸で重たい船を海岸で引っ張る所まで進化してしまいました。
時代考証の坂井氏からの一言
さらに言うと、八田知家が道路工事が好きなガテン系という三谷氏のイメージも、時代考証の坂井孝一氏によると全く根拠がないのだとか、そうなるとドラマの八田知家は99%、三谷氏と市原さんの想像力の産物という事になりますね。でも、ドラマは面白ければそれでいいじゃないですか!!ダメ?
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