皆さんは世界で一番賢い国はどこだか知っていますか?一番ノーベル賞受賞者を出しているアメリカ?経済成長が著しい中国?いいえ、その答えは意外にも日本でした。
イギリスvoucher cloud調べで日本が1位
イギリスのvouchercloudというクーポン共同購入サイトが2019年に発表したランキングによると日本が世界で一番賢い国になっているそうです。なーんて言われても、本当に頭がいい人なら、その根拠は?データがあるの?と疑問を持つはずです。はい!そんなあなたは賢い!色々な詐欺に遭わないで済むでしょう多分。
賢さの指標はノーベル賞、IQ、学力テストの総合
vouchercloudが出したランキングの仕組みは、その国の過去の頭脳レベルを示唆するノーベル賞の授賞者数。現在の頭脳レベルを示唆するIQ(知能指数)ランキング、未来の頭脳レベルを示唆する学校テスト。(世界各国と地域の学習到達度を測る学力テストの結果比較)の3つで賢さの順位を出しているそうです。
まず、過去の頭脳レベルを示すノーベル賞受賞者数ですが、アメリカが1位で368人、次いでイギリスが132人で2位、日本はずーっと後で26人(2019年統計)で6位です。しかし、TOP10が欧米の国で占められている中で日本だけが6位なので中々の快挙です。
次に国家別のIQではシンガポール、韓国、香港、台湾とアジア勢が上位を独占し日本も6位でした。最後の学校テストのランキングではシンガポール、韓国、香港、台湾、日本がトップ5です。
日本は3つの指標が全て平均点で総合1位
このように日本はノーベル賞受賞者数でも、国家別のIQでも、学校テストでも1位を獲得してはいませんが、総合力ではランキングに参加した全ての国を上回りナンバー1に輝いているという事なのです。
賢さとは総合力である
日本が全ての指標でTOP10に入っているのに対し、ノーベル賞受賞者世界一のアメリカは、学力テストが13位、IQが28位と2部門がTOP10圏外で、総合ランクを大きく落とし世界4位でした。3位の中国は逆にノーベル賞受賞者ランキングは21位ですが、国家別IQでは2位、学力テストでも7位と、2つの指標がTOP10に食い込み、将来的にはさらに上のランキングに上昇するかも知れません。
2位はスイスで、こちらは人口861万人で国土は日本の九州程度しかありませんが、国家が人材に投資しノーベル賞受賞者ランキングは6位、IQは11位、学力ランキングも11位とかなりバランスが良い事がランキング上位に食い込む決め手になりました。こうしてみると賢さとは総合力であり、人的資源にいかに効率的に投資するかが重要なのかなと思えますね。
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