皆さんの町にはインドカレーのお店はありますか?筆者が暮らす沖縄でも最近増えてきたインドカレーのお店、日本全体では2008年に500店舗だったものが2017年には2000店舗まで増えているそうです。その人気の理由を解説します。
開業資金が通常の1/3
インドカレー店が数を増やしている理由は、開業資金が1千万円程度とラーメン屋に比較しても1/3程度で抑えられる点があります。これが居抜き物件なら数百万円に費用を圧縮できますし、インドカレーは特別な調理器具が不要なので改装費用もあまり掛かりません。
どこに店を構えてもOK
カレーが食べたいお客は、最初からカレー目当てなので別の飲食店のように大通りに面しているとかアクセスが便利とかを考えなくて済みます。そのため路地裏でも開業できますし、雑居ビルの2階、3階でも問題ありません。そのため開店資金が抑えられるのです。
原価率が安い
インドカレーは、複数のスパイスと特大のナンが特徴ですが、ナンについては原価率が20円から30円程度と非常に安いのが特徴です。一般の飲食店が原価率40%なのに対し、インドカレーは30%なので、お客が少なくても経営が回るのです。
外国人就労ブローカーの存在
インドカレーの店と言いつつ、お店ではネパール人やバングラデシュ人が多く働いているケースがあります。これは料理店が発行した就労ビザを使い日本で働きたいネパール人やバングラデシュ人が仲介ブローカーにお金を払って来日しているからです。インド料理店では、ナンを焼く釜であるタンドールを一つ購入すると、法務局から4人分の就労ビザが発行されます。このビザをお店がブローカーに転売し、ブローカーが現地で日本で働きたいネパール人やバングラデシュ人に100万円前後の高値で販売しているのです。
酷使される外国人
この就労ビザで来日した外国人は就労ビザを発行してくれたインドカレー屋で働き、そこから別の働き口を斡旋してもらうのですが、この立場を利用して就労ビザで来た外国人従業員に賃金も払わず毎日酷使する等して、不当に利益を得ているインドカレーのお店もあるそうです。
▼こちらもどうぞ
日本の公衆トイレは世界一危険!世界標準からズレた日本の公衆トイレ