広告

仲間のために自爆するバクダンオオアリとは?

2023年5月4日


爆死する松永久秀

 

「俺が連中を食い止めている間に逃げろ!」こうして仲間を逃がした後で、自分はダイナマイトを爆発させ敵を巻き添えにして死ぬ。こんなの映画やアニメだけの話かと思いきや、実は東南アジアには自爆して仲間を守るナイスガイがいるのです。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



東南アジアに生息するバクダンオオアリ

爆死する松永久秀

 

そんな仲間思いのナイスガイは、東南アジアに生息するバクダンオオアリです。バクダンオオアリは、大アゴの腺に粘着力がある毒液を貯め込んでいて、天敵と戦っていて死にかけると、体を破裂させてこの毒液を飛び散らせます。毒は神経毒で至近距離から毒液を浴びた天敵は身動きが取れないままに毒液が体内に侵入し中毒死します。バクダンオオアリは、その強烈な最期のせいで有名で、アメリカでは神風特別攻撃隊になぞらえて「カミカゼアリ」の別名をつけているそうです。

 

細胞だって自爆する

東京スカイツリー、kawausoさん

 

バクダンオオアリ以外にも、全体を守る為に自爆するモノはいます。例えば人間の細胞も、ウイルスや病原菌に侵入されて助からないと分かると自爆して、ウイルスや病原菌もろとも破壊してしまおうとする性質があり、これをアポトーシスと言います。多くの生き物は単体では生きていけません。だから自爆してでも群れを守るという行動が生まれたのかも知れませんね。

 

▼こちらもどうぞ

日本は安全じゃない!増え続ける共用トイレに潜む危険

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信