NHK大河ドラマ「どうする家康」19話お手付きしてどうする!では、信玄との戦で心身共に疲れ切った家康が、こともあろうに瀬名の侍女だったお万(松井玲奈)に湯殿で手を出してしまい、妊娠させるという大事件が起きました。しかし、今回に限ってはそんなに家康が悪いとは思えません。
誘惑してきたのはお万
自他ともに認めるスケベな家康ですが、今回は自ら望んでお万を招き入れたのではありません。元々、湯屋(サウナ)の釜焚きを担当していたのは男でしたが、お万が自ら男と釜焚きを替わってもらっていたのです。
何度も欲望に耐えた家康
サウナの中で若い女性に髪を梳いてもらうというエロティックな状況にもかかわらず今回の家康はよく耐えました。ドラマでは都合3回、ムッシュムラムラな状況を我慢して、何もせず、お万を追い返しています。
お万の積極的なアプローチに家康の理性がショート
しかし、家康の理性をショートさせるかのように、お万は最後には呼ばれてもいないのに自ら湯屋に入り、家康の髪を梳こうとします。正室の瀬名を岡崎に残し、男やもめの若い家康に、この状況をいつまでも我慢しろというのはさすがに酷でしょう。耐えきれなくなった家康は、お万にお手付きしてしまい見事懐妊させてしまいました。この後、里に帰されたお万が産み落としたのが、家康の後継者として最も優秀とされた結城秀康でした。
瀬名のセリフが全てを物語る
当初、家康の周囲の人々は、おっとりしたお万が自ら家康にモーションを掛けたとは信じず、どうせ助平な家康が手を出したのだと笑っていました。しかし、家康の浮気を知って、急いで浜松に戻った瀬名は、お万のおっとりした気性は演技であり、お万から家康を誘惑したのだと直感し、家康がお万に手を付けたのも仕方がないと悟ったのでした。
今回の家康は悪くない
今回の家康は、よく耐えたほうで悪いとは言えません。瀬名も反省していたように、健康な若い男性である家康をいつまでも1人で浜松に置いていた瀬名も悪いのです。今回は、家康の失敗と言うより、お万のあざとさの勝利と言えるでしょう。
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